事業運営方針
令和6年度も,旭川剣道連盟役員一同,一致団結し,これまで継承されてきた「稽古する剣道連盟」「正しく美しい剣道の追求」を引き続き目標に掲げ,温故知新,旭川剣道連盟の更なる充実,発展を目指してまいりました。
6年度は,新型コロナウイルスも一応の終結はみたものの,警戒を怠れない状況は続いている中,公共施設の使用,学校開放事業等が通常となったことにより,各道場の稽古はコロナ前と変わりなくできるようになりました。同時に各大会,講習会等も,全ての事業でコロナ前とほぼ変わらぬ参加者,受審者数が集まり,無事実施することが出来ました。これもひとえに会員の皆様のご協力の御蔭と深く感謝いたしております。
令和7年度におきましては,コロナウイルスは完全には収束しているわけではありませんが,これまでの教訓を活かし時代に合った創意工夫を加えた上で,役員の結束をより強固なものとして,最善を熟考し常に尽力してまいります。よって,昨年度に引き続き,次の6項目を目標に事業運営に進めてまいります。
1 剣道人口の減少抑止,増加推進
2 会員の剣道に対する士気及び力量の向上,健康増進
3 青少年選手の強化・育成
4 大会,審査会等の円滑な実施及び講習会の充実
5 女性剣士が活躍できる機会の創出,講習会の継続
6 リスクマネージメントの徹底と継続
剣道は日本の伝統文化であり,人間形成の道であります。広く幼少年から高齢の方々まで,全ての会員の皆様が,生涯剣道として「正しく」「美しく」「楽しく」剣道の修錬に精進できるよう,今後も会員の皆様のご理解とご協力を得ながら,役員一同一丸となり,旭川剣道連盟の充実,発展に尽力してまいりますので,より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
事務局
令和6年度は,新型コロナウイルス感染症の影響も少なくなり,ほとんどの事業において以前と変わらぬ内容で実施することができました。
また,各種事業の連絡,申込・申請については昨年度に続きメールを活用した業務が行うことができました。各支部・団体・会員のご理解とご協力に感謝申し上げます。
令和7年度の旭川剣道連盟事業運営方針の実施にあたっては,各種事業の運営方法を検討し,関係団体と連携して各種事業を進めてまいります。
財政管理については,費用削減に尽力しておりますが,物価上昇による支出の増加,剣道人口減少による収入の減少などにより,連盟の財政状況が厳しいため,収支の改善策を検討し,適切な財政管理に努めてまいります。
また,各支部,団体,会員の稽古状況の把握に努め,稽古を基本とした連盟運営を進めてまいります。さらに,各委員会と担当業務内容を整理し,相互に連携してより効果的な事業推進に努めてまいります。なお,剣道連盟の事務処理については,規約・事務処理規程を遵守してまいります。
1 北海道剣道連盟主管事業
(1) 団体優勝剣道大会 9月14日(日) 旭川市リアルター夢りんご体育館
(前日,地域交流稽古会 旭川市リアルター夢りんご体育館)
(2) 剣道第二種審査会 9月21日(日) 旭川東光スポーツ公園武道館
(前日,地域交流稽古会 旭川東光スポーツ公園武道館)
(3) 中堅指導者講習会 10月 5日(日) 旭川東光スポーツ公園武道館
(4) 剣道第一種審査会 11月16日(日) 旭川東光スポーツ公園武道館
(前日,地域交流稽古会 旭川東光スポーツ公園武道館)
2 旭川剣道連盟事業
⑴ 稽古納め 12月23日(火) 旭川東光スポーツ公園武道館
⑵ 年始稽古会 1月 2日(金) 旭川志峯高校体育館
⑶ 鏡開き 1月 8日(木) 旭川東光スポーツ公園武道館
3 その他
(1) 各委員会と事業内容についての連携を深め,各事業推進のための分担業務の遂行
(2) 審査会,講習会,大会の加盟団体・会員への案内,申込・申請の集約
(3) 主催事業開催や各地方からの通知・事業案内等の加盟団体・会員への情報周知
(4) 各種手続の簡素化及び事務局業務の効率化及び郵送費節減のため,加盟団体・会員への各種連絡,各事業等の申込等へのメール等の活用,デジタル化推進に伴う加盟団体等へのフォローアップ
(5) 新型コロナウイルス等による感染症拡大,その他のリスクへの対応
大会委員会
旭川剣道連盟が掲げる「稽古する剣道連盟」「正しく美しい剣道」を継承し、青少年剣道旭川大会をはじめとし、主催8大会の他、1大会の後援を行いました。
昨年8月31日付で新型コロナ感染関連の「感染拡大ガイドライン」が廃止され、翌日から「感染予防ガイドライン」(通称:全剣連ガイドライン)が新しく制定され、併せて剣道試合審判・運営要領の手引きも改正されました。
各種大会において、新型コロナウィルス感染症の影響が薄れ、多くの大会が予定通りに開催されたことに加え、日本剣道形の披露や選手宣誓が実施できるようになりました。大会においても、剣道を正しく継承し、青少年を奨励する機会をもつことを今後も継続していきます。
令和7年度も全剣連ガイドラインに沿って効率よく大会を運営し、更なる剣道の普及発展に尽力します。
1 大会
⑴ 北海道剣道段別選手権大会旭川予選 4月27日(日) 旭川東光スポーツ公園武道館
⑵ 旭川地区少年剣道大会 4月29日(火・祝) 比布町体育館
⑶ 旭川地区高校春季大会 5月10日(土) 旭川東光スポーツ公園武道館
⑷ 青少年剣道旭川大会 7月 6日(日) 道北アークス大雪アリーナ
⑸ 北海道中学生剣道錬成大会予選会 7月12日(土) 旭川東光スポーツ公園武道館
⑹ 旭川地区スポーツの日記念剣道大会 10月13日(月・祝) 比布町体育館
⑺ 上川管内剣道段別錬成大会 10月26日(日) 旭川東光スポーツ公園武道館
⑻ 北海道高等学校新人剣道大会道北ブロック予選 11月8日(土) 旭川東光スポーツ公園武道館
⑼ ナナカマドライオンズクラブ杯少年剣道大会 2月23日(月・祝) 比布町体育館
審査・講習委員会
旭川剣道連盟が掲げる「稽古する剣道連盟」「正しく美しい剣道」を継承し,令和6年度においては,旭川剣道連盟主催の審査会,講習会を開催することができました。
また,令和5年度より開催している女子講習会については,様々な年代の女性剣士が参加し,充実した内容の講習会となりました。
今後も会員に「正しく美しい剣道」を継承し,剣道のさらなる普及発展を図るために充実した審査会,講習会の運営に努めてまいります。
1 審査会
⑴ 第1回級位審査会 8月10日(月・祝) 東光スポーツ公園武道館
⑵ 第2回級位審査会 2月15日(日) 東光スポーツ公園武道館
2 講習会
⑴ 審判実技講習会 4月20日(日) 旭川志峯高校
⑵ 第一種審査受審者講習会 9月23日(火・祝) 比布町体育館
⑶ 日本剣道形講習会 12月13日(土) 東光スポーツ公園武道館
⑷ 女子講習会
ア 第1回女子講習会 7月26日(土) 東光スポーツ公園武道館
イ 第2回女子講習会 9月27日(土) 東光スポーツ公園武道館
強化委員会
旭川剣道連盟が掲げる「稽古する剣道連盟」、「正しく美しい剣道」を継承し、日々の稽古に於いて、会員の心身の鍛練、技術向上を目標に稽古会を企画し実施してまいります。
また、旭川剣道連盟で行われている幼少年基本指導、一般稽古会は、昨年度から従来通り再開されています。
今後も武道館での稽古を活気あるものにしていくため、多くの会員に稽古への参加を呼びかけてまいります。
令和6年度は北海道剣道錬成大会女子団体優勝、男子団体3位に入賞したほか、全道中体連男子個人3位、赤胴大会団体3位、全日本都道府県予選男子個人3位で全国大会出場、スポーツ少年団全道大会男女個人優勝で全国大会出場、全道中学校新人大会団体優勝など、旭川勢として大変素晴らしい結果を収めることができました。
全道レベルの各種大会において旭川の選手が活躍していることにより、身近な選手の活躍が旭川の選手の自信になるとともに、士気を高めることにつながっていると感じています。今後も練習方法を工夫し、できるだけ選手強化を推進し、旭川剣道連盟総体の力量向上に努めてまいります。
1 剣連稽古
(1) 毎週火曜日 19:30~20:30 旭川東光スポーツ公園武道館
(2) 毎週木曜日 19:30~20:30 旭川東光スポーツ公園武道館
2 基本指導(毎週木曜日)
(1 ) 幼少年指導 18:30~19:30 旭川東光スポーツ公園武道館
(2) 一般指導 19:00~19:30 旭川東光スポーツ公園武道館
3 強化事業
(1) ジュニア強化 月1回
(2) 青年強化 年3回
(3) 団体優勝大会強化 7月~9月
広報・普及委員会
旭川剣道連盟の事業活動に係わる情報を迅速かつ広く発信し,会員・関係者との情報共有と剣道の普及発展に努めて参ります。
また,幼少年の剣道人口増加を目指すことを目的に,幼稚園等に対する剣道出前講座につきましては,体験した一部の園児が最寄りの道場に入会するという効果が認められ,剣道を始める機会作りに有効な手段と考えており,本年度も,剣道出前講座等の実施場所の拡大を進め,剣道の裾野を広げるように努めて参ります。
1 広報関係
(1) 広報費補助
各道場の新規会員募集等広報費補助については,10件の団体が利用し,チラシ・ポスターの製作費や折り込み代などに対して,範囲内での助成を行いました。本年度も引き続き各道場の積極的な広報活動のために活用してもらうよう,広報費補助制度の啓発と活用促進に努めて参ります。
(2) 旭剣連便りのホームページ掲載
昨年度は年4回の旭剣連便りを計画していましたが,経費削減により発行しませんでした。紙面による発行は廃止して,今後は作成した旭剣連便りを連盟ホームページ上で見られるようにします。旭川剣道連盟の主催行事の他,主管事業や関連事業,各道場からの投稿記事など広範囲の情報を掲載し,充実した紙面となるよう努めて参ります。
(3) 剣友北海道への投稿
旭川剣道連盟主催の大会結果を北海道剣道連盟が発行する剣友北海道に投稿し,道内の剣友に広く発信していますが,今年度も引き続き剣友北海道への投稿に努めて参ります。
(4) SNSによる情報発信
連盟Facebookに大会や事業の開催予定・結果報告等を掲載し,会員や関係者へ迅速な情報提供しており,本年度も継続して様々な情報を発信し,タイムリーな情報の共有を図って参ります。
(5) YouTubeによる動画配信
昨年度は旭川剣道連盟が主催する剣道大会を主として,旭川代表チームの全道大会の決勝戦も動画配信しました。全てを配信することは出来ませんが,今後も出来る限り動画配信するように努めて参ります。
(6) SNSによる新規会員募集の広告
SNSによる広告は,ポスター・チラシによる広告よりも効果が高いため,旭川剣道 連盟として新規会員募集のSNS広告を実施し,剣道人口の増加に努めて参ります。
(7) 連盟ホームページの運用とその有効利用
連盟ホームページを適時更新して運用し,会員へのお知らせ,連盟の事業計画,所属する道場の紹介,大会・審査・講習会の要項と申請書のダウンロード,旭剣連便りの掲載など,情報発信と会員の利便性向上を図って参ります。
2 普及関係
(1) 剣道出前講座等の実施および拡大
昨年度は,剣道出前講座を2か所で6回と5回の合計11回実施することが出来ました。今年度も各道場の保護者の情報提供や働きかけ等の協力を頂きながら,特に剣道体験授業等を実施していない市内および近隣町の地区の各幼稚園等に対して剣道出前講座等の働きかけをし,受け入れ先の拡大を図って参ります。
(2) 剣道体験教室の実施
武道館と共催で行う剣道体験教室について,令和7年2月に第4回目を実施しましたが,参加した子供たちには楽しんで体験してもらい好評でした。今後も継続して年1回,入進学前の2月頃に実施して剣道を始める機会作りに努めて参ります。
(3) 意見交流会 12月14日(日) 武道館
各道場の状況(課題,問題点,参考となる独自の取組等)を共有し,保護者および指導者が剣道の目的である「人間形成」の相互理解を図るとともに,意見,要望等について旭川剣道連盟の事業に活かして参ります。
居合道・杖道部会
長年続いた新型コロナウイルス感染症は完全に終息した訳ではないことから距離間と換気に気を配るなど、感染対策を徹底して、北海道剣道連盟主催事業の講習会、審査会、大会など予定通り実施されました。
道部会と旭川においても感染対策を講じて予定通りの事業を終えることができました。特に杖道においては旭川講習会と級審査会を成功裡に終えることが出来ました。
居合道においては全道居合道大会二段の部で3位入賞を果たしました。審査会においては難関の中央審査会で七段の合格1名を始め多くの会員が昇段を果たしました。
令和7年度は前年以上の成果を得るため、日頃の稽古を充実させて個々の強化を図るとともに、居合道、杖道の普及、発展のために一人でも多くの部会員増加を目指し、組織作りを充実させてまいります。
更に先人の教え(正、速、強、位)を基に全日本剣道連盟居合を正しく伝えていくとともに、居合道の真髄である「古流」の研究を毎回の稽古に取り入れてまいります。そして、今年度も居合道の公開演武を実施したく考えています。
1 北海道剣道連盟主催事業
(1)大会
ア 北海道居合道大会 7月13日(日)道立総合体育センター
イ 団体優勝居合道大会 10月19日(日)恵庭市体育館
ウ 北海道杖道大会 10月25日(土)~26日(日)円山産業技術教育センター
(2)講習会
ア 居合道前期講習会 8月9日(土)~10日(日)札幌豊平区体育館
イ 居合道後期講習会 1月31日(土)~2月1日(日)道立総合体育センター
ウ 居合道北海道講習会 10月4日(土)~5日(日)札幌手稲区体育館
エ 杖道前期講習会 7月19日(土)~20日(日)円山産業技術教育センター
オ 杖道後期講習会 2月14日(土)~15日(日)道立総合体育センター
(3)審査会
ア 居合道前期一、二種審査会 8月10日(日)札幌豊平区体育館
イ 居合道後期一、二種審査会 2月 1日(日)道立総合体育センター
ウ 杖道前期一種、二種審査会 10月26日(日)円山産業技術教育センター
2 部会事業
(1)北海道居合道部会
ア 受講者講習会・審判講習会 前期、後期講習会初日の午前中
イ 指導者研究会 4月 6日(日) 栗沢海洋センター
ウ 居合道錬成会 5月~11月 栗沢海洋センター
(2)旭川部会
ア 強化錬成会 毎週金曜日 神楽公民館
イ 古流の研究 毎週水曜日 北消防署体育館又は総合体育館